履歴書や職務経歴書で気を付けること

IT業界に限らず、履歴書と職務経歴書は、転職活動の成否を握る大切な書類です。履歴書にはテンプレートがあるので、基本的に記載項目に従って記載することになります。これはどの業界への転職にも言えることですが、履歴書に記入する時は、誤字や脱字に気を付けること、年号は西暦もしくは元号どちらかに統一すること、企業名や免許、資格は正式名称で記入することが大切です。

第一印象を左右する写真は、撮影後3カ月以内のものを使用しましょう。履歴書の作成でポイントになるのは、「志望動機欄」でIT業界、それも志望先の企業を選んだ動機を採用担当者に伝わる言葉を記入できるかどうかです。勤務地などの希望があれば「本人希望記入欄」に書きますが、あまりこの欄を埋めすぎると、担当者に良くない印象を与えてしまいます。

履歴書と違い、職務経歴書にはフォーマットがありません。採用担当者が職務経歴書を通じて知りたいのは、経験と実績それにスキルです。そのため、前職と業務内容、そこで果たした役割の記載は必須で、プログラミング言語などの保有スキルもアピールしましょう。例えば、プロジェクトに関わった経歴をアピールしたいなら、業務の遂行期間やチームの人数、担当セクション、仕事の成果や顧客からの評価を記載しておきます。ただ志望者が多い場合、採用担当者も職務経歴書の細かい点までチェックできません。あまり詳細に書き過ぎると、アピールしたい点が伝わらない可能性もあるので、要点を分かりやすく記載する工夫も必要です。